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【英】「世界一高い日本の自殺率」の背景 

ssa.gif「死」は決して褒められるものではない-相次ぐ“硫化水素”自殺にうろたえる日本「開けると危険!毒ガス発生中!」 ドアに張られた紙には赤のフェルトペンでそう書かれていた。
4月23日、自らの命を絶った日本の14歳少女が残した最後の言葉だ。この警告文は、トイレ用洗剤と入浴剤を混合して硫化水素を発生させる方法が書かれたウェブサイトのアドバイスに従ったものと思われる。

この簡易な自殺方法で今年に入って4月までにおよそ60人の命が奪われた。その多くは10代~20代の若者だ。刺激臭のする無色のガスは容易には消散しないため、発見した人や救出にあたる人たちは危険に晒されることになる。少女の母親は入院することになり、近隣住人約100人は自宅から避難しなければならなかった。

これは最近日本で流行っている不気味な自殺方法だが、それは「方法論」の問題である。
日本は富める国々の中で最も自殺率の高い国である。理由として日本特有の文化的要因も考えられる。日本社会では“恥”とされる大失敗や経済的破綻からはめったに立ち直ることが出来ない。
自殺は必ずしも回避すべきものではなく、時として「運命」と肯定的に受入れられることさえあるのだ。武士道では自殺は崇高なものとされる。(「生きて虜囚の辱めを受けず」という言葉がある)日本の主な宗教は仏教と神道であるが、キリスト信仰が自殺を禁じているのとは異なって、どちらも自殺に関しては中立的である。

とは言え、自殺原因は経済的理由の方が多い。経済不況に陥った1990年代半ばに自殺率は急増し、その後僅かに景気回復することもあったが高い自殺率が続いている。自殺した人の遺書の5通に1通が金銭的理由が書かれており、約半数は失業者だ。
残された家族が保険金を受け取れるようにして命を絶つ者もいるため、保険会社はそれにブレーキをかけるべく契約後2~3年内は保険金を支払わないようになってきている。同じ理由でJR各社は鉄道自殺者の家族に対してJRが被った損害額や後始末費用を請求するとしている。

昨年、日本政府は9年間で自殺率を20%削減する目的でカウンセリング・サービスやホットラインを設けた。 しかし、これは単なる一時凌ぎに過ぎない。 より本質的な対策は社会的な態度を変えることである。日本社会が失敗した人に対して“恥”を抱えて一生耐え忍ばせるのではなく、セカンドチャンスを与えるようになっていけば自殺はもっと減っていくだろう。

リンク:【英】エコノミスト
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